1919年、ドイツで設立された世界初のデザイン学校バウハウス。
そのバウハウスで確立されてきた色と形のシンボルを同時に用いる方式のカラーテストです。
基本の6レインボーカラーのそれぞれが特定の図形によって表現され、好きな色・2色、嫌いな色を1色選ぶことによってパーソナリティの分析やカウンセリングを行うことができます。バウハウス専用ツールを用いたこのカラーテストは、手軽ではあるものの深い洞察が得られるものといえます。
1919年から1933年、わずか14年間しか存続しなかった学校、バウハウス。(ドイツ語: Bauhaus, バオハオスとも)
バウハウスはドイツ語で「建築の家」を意味します。
「建築」を「アーキテクチャー」ではなく「バウ」という一般的庶民的な言葉をあてることで、芸術は特権階級だけのものではなく、すべての人のものであるという当時の芸術を変える意思を表したともいえるでしょう。
ドイツ・ヴァイマルに設立され、工芸・写真・デザインなどを含む美術と建築に関する総合的な教育を行いました。学校として存在した期間は短いものの、その活動はモダニズムの先駆者として現代美術に大きな影響を与えました。
バウハウスが、学校としては消滅しても強い影響力を持ち続けていたことは、ミース(1886~1969)の残した「バウハウスは、ひとつの理念である」の言葉からもわかるでしょう。
バウハウスの教育理念は、当時としてはまさに革命的でした。19世紀のアカデミーの教育と言えば、学生たちに古典の名作の模写をひたすらに打ち込むようにと教えるものばかりでしたが、バウハウスは、同時代のアーティストや職人によるワークショップに参加し、素材や作業工程を直接学ばせていたのです。
中でも、ヨハネス・イッテン(1888~1967)は初期バウハウスの中心的な人物であり、バウハウス初期に決定的な影響を与えました。
彼が作り上げた色彩論を導入した予備課程は、バウハウスの教育構想の根幹となっています。
イッテンのカリキュラムでは、色・形・素材の3要素をすべての視覚表現の基盤であると考え、その導入知識が教えられました。彼の色彩論と教育理論は、彼の芸術作品の幾何学的抽象表現に由来しており、形体に優先していることから、色彩への取組は必然的であると考えていたようです。イッテンの色彩論はゲーテに強く影響されて12色相環の研究もゲーテの思想に基づいたものでありました。
色彩と並んで形もまた"倫理美学"としての表現に対する価値を持っている。
造形表現に関しては、形及び色の表現に対する価値は、質的に同格でならなければならない。ということは、形及び色の表現は互いに作用しあい支持し合わなければならないということである。
レッド、イエロー、ブルーの3つの第1次色が顕著な表現上の価値を持つように、正方形、三角形、円もまた形の上での基本として明確な表現価値を持っている。
正方形は本質的には、2本の水平線と同じ長さの2本の垂直線の交差であって物体、重量及び厳然とした限界を象徴している。(中略) 色を形に関連させれば、正方形はレッドに相当する。レッドの重量と不透明さは、正方形の静的な、重々しい形を一致する。
(ヨハネス・イッテン「色彩論」より)
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